「エアコンをつけると嫌な臭いがする」このような悩みの原因は、内部で繁殖したカビかもしれません。エアコンは結露やホコリによってカビが発生しやすい環境が整っています。ここでは、カビが発生する原因と防ぐための正しい方法を紹介します。
エアコンにカビが発生する原因
エアコンにカビが発生する大きな原因は、結露と汚れの蓄積です。冷房や除湿運転では空気を冷やす際に結露が発生し、内部に水分が溜まります。そこにフィルターや熱交換器に付着したホコリ、部屋の空気とともに吸い込んだ油汚れやゴミが混ざり、カビの繁殖環境が整います。
さらに定期的に掃除をしていない場合、湿気と汚れによってカビはどんどん増えていくでしょう。そのまま放置すれば、嫌な臭いが広がるだけでなく、アレルギーや呼吸器の不調などの健康被害につながるリスクもあります。快適にエアコンを使用するためにも、カビの予防と対策は欠かせません。特に梅雨から夏場にかけてはカビが繁殖しやすいため、注意が必要です。
エアコンのカビを防ぐ方法
エアコンのカビを防ぐには、まずフィルター掃除を習慣にすることが大切です。2週間から1ヶ月に一度掃除をするだけでも、カビの発生を抑えられます。ただし、奥まで無理に掃除しようとすると故障や事故の原因になるため、見える範囲の清掃にとどめましょう。内部洗浄は専門業者に依頼するのがおすすめです。
また、冷房や除湿を使った後に送風運転を30分〜1時間行えば内部が乾燥し、カビの発生を抑えられます。こまめな換気と室内の湿度管理もあわせて行うと、より効果的にカビを防げます。さらに、年に1回程度は専門業者にエアコンクリーニングを依頼すると安心です。フィルター掃除だけでは落とせない内部の汚れまでしっかり除去でき、清潔で快適な空気を保てます。